ゆきんこのひとりごと(フェスへの道その2)
曲作りの続きです。
作曲は、スルスルと出来たので、すぐ次のアレンジに取りかかりました。
アレンジとは、作った曲に肉付けをしていくというか、料理で言えば味付けの部分。曲を作る上である意味、最も大事な部分。
どこにどんな楽器を使うのか?
どこにどんな音をつけるのか?
リズムはどうするのか?
すべては、自分次第。正解もありません。
まずは、リズムトラックを完成させ、主旋律に対旋律をつけ、ウワモノをのせていく。
膨大な量の音素材を一つ一つ聞きながら、作り上げていく、その作業はとても時間を要します。音のサンプルを全部聞くだけで本当に大変です。
そして、今回はお金をかけない!
が裏テーマでもありましたので、それは苦労しました。フリーのものでは、あんまりいい音がしないのですよね。
ましてや、私が使っているソフトは、フリー版だと、出来ることがものすごく少ない。
(有料版買うと4万くらい)
もう、どうしようもなく、少々裏の手を使いましたが…。
こういう音欲しいなーと思うと、有料で、どんどんお金をかけたくなってしまいます…。
世の中の音楽は、かなりお金をかけて作られてることがわかりました。
アレンジ途中で、一度ミックスダウン(沢山の楽器の音数をLR(つまり左耳と右耳)の2つにまとめること。)してみた所、音がヒドイ。
これは、SEの時からの問題点で、音数が多ければ多いほど、書き出すと音がごちゃごちゃして、全然聞こえない。
ミックスは、すごく簡単にいうと、音を整えること。
アレンジよりも、今度はこっちが問題となり、実はミックスに一番時間がかかりました…。
(正直、ここに3週間以上もかかるとは思いませんでした。)
これには、技が必要なようで初心者が陥る、無限のミックス地獄ループに見事にハマってしまいました😅
ソフトで自分が聞こえているように、ミックスダウンできない…。
毎日、夜数時間かけて作業したものを、朝電車の中で聞く。この繰り返し。
何度やっても、こう聞こえたい!という音にならず、また無限にあるプリセットをいじりまくり、作る→聞くのループ。
できた!と思っても、リファレンス曲(お手本の曲)を聞くと、全然違う…とやり直し。
リファレンス曲を聞くたびに、アレンジからやり直したくなり、どんどん自己否定に入る日々。
最近のアイドル曲は特に、音圧戦争の結果、音圧も高く、アレンジも派手。
近づくことがより難しい…。
そのため、普通なら近付けるためにとことん追求するのでしょうが、途中で比較をやめました😅
自分がこれで良いと思えばいい。
だって、私の曲なのだから。
誰になんと言われても構わない。
そう思えた時、すごく楽になりました。
続く
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